春になったらメバルです
2000年3月6日
春である。そう、寒い寒いと思っていても、世間様は春になっているのである。よく考えたら3月になっていたのである。今日も心なしか暖かい感じがしたと思ったら、春先の陽気なんだと。午後から出勤・マイカー通勤・深夜の帰宅、こんな生活をしていると、世間が分からなくなるのである。
何だかんだいって、最近は、どこで何が釣れ出したという話を聞き、季節を感じるようになってしまったので、釣り人としては正しいのかもしれないが、社会人としては困ったものである。
さて、今日の釣り物は「メバル」 スーパーでは時々しかお目にかからない代物であるが、亀の子兄弟2号は学生時代、生活のためにこの魚を釣っていたといういわく付きの魚。しかも、午後4時にご飯をセットし、5時に出漁。7時にはメバルの刺身と煮付けと味噌汁が出来ていたというから傑作である。仕送り前の1週間ほどは、学生という身分を捨て漁師になっていたようだ。したがって、自称「メバル職人」 人呼んで「メバルマスター」(これはメタリカの名曲ではない!)
日曜夕方からの出漁(!?)なので、あまり遠出はしたくない。市原あたりのメバルが活性化してきたとの情報もあり、今日は木更津手前で挑戦を試る 。袖ヶ浦の「南袖ヶ浦埋立地(海浜公園)」を初めて訪れてみた。テトラがびっしりと入っているが、サイズも小さく、海面までの距離も近いので危険 性も少ない。ところが、公園として整備が進んでしまい、柵が付けられてしまったため、テトラへ降りにくくなってしまっていた。整備するのも、もう少し 考えてして欲しいものである。
メバルは潮の流れが重要との2号の指南で、見事に空いていた角に釣り座を陣取る。
「明るいうちは何も来ないよ」
と2号。コレホント!BY佐野浅夫 と懐かしいギャグを言ってみたくなるほどこの予言は的中。
周囲には数組の釣り人がいるが、みなジェットで投げている。何を狙っているのか分からないが、誰も何も釣れていない様子。嫌な予感… 坊主か… 今日ボウズを食らうと、2号は3連チャンのボウズになってしまう! 焦る2号。
「釣れないときは移動」という勇気ある決断をした1号2号は、埋め立ての更に奥へと移動を始めた。日もとっぷりと暮れ、夜のとばりが訪れる午後7時。足元もおぼつかないような暗さの中、テトラ脇を移動するには危険がややあったが、ボウズでは帰れないとの焦りが、二人を勇敢にしてしまった。
なぜか道路標識が立てかけてあるところで、2回目の釣り座を確保し、チャレンジ開始。しかし、1号の磯竿(4.5m)はさすがに素人には扱いにくく、糸・仕掛け絡みが多発。暗闇での釣りは困難を極める。しかも、1号は懐中電灯を忘れるというアクシデントも重なり、悪戦苦闘。それでもどうやら竿を出すことが出来た。
しばらくすると2号に「来た来た!」の声。
「ゴンっぽいなぁ…」と引き上げてみると、おめでとう!10センチ程のクロメバル。
「よかった!魚いるよ!ココ!」
1号はそれを横目に、「ボウズ避けられたな…」
なんて言っていると2号の竿もしなる!
「いらっしゃいませ!」
15センチ級のクロメバル!
「メバルマスターよりでかいの釣ったぞ!」
ところが、ここからは2号の独壇場! さすが生活を賭けて釣りをしていただけはある!
食いが渋い今日のメバルのわずかな当たりも見逃さず、次ぎ次ぎにメバルをしとめ、最高25センチの良型も仕留めるほど。
マスターいわく、今日はグッと引き込むより、飲みこんでしまうヤツが多い。浮きがおかしな動きをしたらあわせてみよとのこと。
残念ながら途中降雨のため、午後10時に納竿。
ところが、帰ろうとして、上に上がるのに一苦労。荷物を上げるのにかなり体力を使ってしまった。しかも、テトラ下を歩いてきたので分からなかったが、上がってみたらまだ工事中のところで、出られない!
袖ヶ浦市は、釣り人のことをもう少し考えてくれるといいのだが。
これはどこへいってもそうなのだが、きれいで何もない公園を作り、コンクリで護岸を固めてしまうことが水辺の開発だと思い込んでいる役人が多すぎるのである。しかも、なんでもかんでも「危険危険」と立ち入り禁止にしてしまう。
釣り座をきちんと開放し、水辺に降りられるよう階段も設置し、その上で危険回避と釣りのマナーを啓蒙するべきであって、禁止されれば、意地になって釣り人は非常線を突破していくのである。現に、きれいにしたばかりの柵の下には、いくつもの梯子(粗大ゴミや流木で作られた)がかかっている。上がり降りが大変だからごみも捨てていく…悪循環である。ものを考えましょう。お役人さん。こんな頭だから、税金泥棒って言われるんですよ。
ま、とにかく、春を感じつつ、再度近々チャレンジを試みることを誓った釣行となった。
ちなみに、お刺身・煮付け・あら汁と、大変おいしく頂いたのは言うまでもないのである。
クロメバル : 25センチ級×2尾/15センチ級×3尾/10センチ級×1尾
市販メバル仕掛け(2本ハリ)/エサ…ジャリメ・食わせアミ/コマセアミ(ブロック1個)
電気浮きでの浮き釣り/浮き下1〜1.5m/午後8時頃ピーク
大潮